投稿

11月, 2023の投稿を表示しています

28日目 延光寺から米屋旅館

イメージ
 28日目 延光寺から米屋旅館 28.68㎞ 朝7時に民宿月白を出発。 それにしても月白のおかみさんは、ちょっと癖強めだけど話が面白い。 遍路で泊まるならお勧めだ。(遍路以外の客は取らない) 朝は若干寒く、フリースを着て出発。 四万十川沿いを土手の上を歩く。 真ん丸な朝の月を正面に見て、風も冷たく爽やかだ。 途中、廃業したと思われるガソリンスタンドを利用した、地元産品を販売する店を発見。 これで商売になるのか不思議だ。 39番延光寺に1時少し前に到着。 高知県最後のお寺だ。 太子堂への読経も終わるころ、男性の外国人遍路がやってきた。 かっこからしてガチの遍路姿。そのうえ大きな声で読経をする。 外国人遍路で読経までするのは珍しい。 納経所の前で昼食の携帯食料を食べていると、笑顔で去っていった。 3時過ぎに今日の宿「米屋旅館」に到着。 愛想のいいご主人が迎えてくれた。 早速お風呂を入れていただいた。 洗濯はお接待で無料で行ってくれる。 wifiがないのは残念だが、サービスは頑張っている。 今日の夕食も楽しみだ。もちろんお酒もいただこう。

27日目 移動のみ 民宿 月白

イメージ
 27日目 移動のみ 民宿 月白 29.6㎞ 39番延光寺へ行くのに、本当は他のルートで行きたかったが宿が取れず、25日も宿泊したちょっと距離がある民宿月白経由とした。 料理もうまいし、おばちゃんも面白いからまあいいか。 朝6時50分に民宿清龍をでる。 今日は気温が比較的高く朝から長袖Tシャツの上に白衣だ。 清龍は乾燥機がなく、シャツや他のものは薄いので乾いたが、ズボンだけが生乾き。 バックパックにズボンを括りつけて乾燥させながら歩く。 今日は工程の2/3以上は一度通った道なので面白みがない。 好きじゃない新伊豆田トンネルもある。 高知県は南海トラフ地震で津波被害が予想されているのでいたるところに、津波避難タワーや津波避難路が設けられている。 その中で、津波避難路「血の段」というのがあった。 なんか津波が来てもここに逃げるのは避けたいのはオイラだけか? 前にも通った四万十大橋だが、橋の上は風が強い。 菅笠は風の影響が大きいので、木枯し紋次郎のようにつばの先を持って歩く。 「どこかで誰かが待ってくれてるのだろうか?」 3時に民宿月白につく。 おばちゃんが待ってくれていた。 今日もビールと日本酒の予定だ。

26日目 金剛福寺から民宿清龍

イメージ
 26日目 金剛福寺から民宿清龍 31.24㎞ 朝5時に起きる。 雨だ。 昨日の予報だと一日中曇りだったがウェザーニュースを確認すると、午前中いっぱいは雨マークとなっている。 幸い気温は低くない。 長袖Tシャツの上にカッパを着て出発。 善良なる左翼市民 昨日の宿、民宿旅路も客はオイラだけ。 ここのところ民宿でも他の遍路に会わない。 ここの民宿でも沖縄からの客は珍しいらしい。 おかみさんが「沖縄は米軍基地があって怖くないか?」と聞いてくる。 「別に普通のアメリカ人だし特に怖いことはないよ。」と答えても。 「米兵の犯罪が怖い。」などと言ってくる。 「沖縄起きている凶悪犯罪はほとんど沖縄県人が起こしていて、米兵の犯罪率は低いよ。」と教えてあげても何やら不満顔。 部屋に戻って、おいてある本を眺めているとちょっと香ばしい匂いが。。。 善良なる左翼市民ってとこか? でも料理はおいしいよ。 雨の中、ひたすら歩いていると10時ごろに雨がやんで晴れ間が見えてきた。 そろそろ着替えるかと思い、遍路の休憩所で休んでいたらまた降り出した。 結局雨は止まずそのまま金剛福寺へ到着 外国人カップル 納経を済ませ、寺の目の前の食堂で昼食。 カツカレーをたのみ待っていると、見覚えのある外国人カップルが入ってきた。 ここ10日ほどいろいろな場所で顔を合わせる。 おなじ宿だったこともあるが、食事のテーブルが遠かった事もほとんど話していない。 おたがい目を合わせたると「またこいつに会ったか」って感じで笑顔であいさつを交わす。 少し話したところ、休みが11週間あり、四国も歩く遍路で全部廻る予定との事だ。 この先もたびたび顔を合わせそうだ。 食事を済ませ1時間ほど歩いていると、どうやら今度は本当に晴れてきた。 ベンチでカッパを脱ぎ白衣に着替える。 つでに靴を脱ぎ足を休ませる。 やっぱり天気がいいと気持ちがいいね。 民宿清龍 4時前に今日の宿「民宿清龍」へ到着。 民宿というよりもビジネスホテルのようだ。 部屋は和室だがユニットバス完備。 別に1階に大きな浴室があり、オイラはそちらを利用した。 食事は豪華。 食べきれないほどでる。(全部食べたけど) 瓶ビールと日本酒2合で今日はお終い。

25日目 民宿旅路まで

イメージ
 25日目 民宿旅路まで 25.99㎞ 7時20分に宿を出発。 民宿月白のおばちゃんが話好きで、朝食時にも会話が弾んで出発が遅くなった。 今朝も寒いけど昨日ほどではない。 フリースは着ずに長袖Tシャツにダウンだけだ。 四万十大橋を渡る。 川がきれいだ。 水門 河川敷に宿か料理屋風の建物が見える。 近づくとなんと水門だ。 上部の機械部分を建屋風に覆ってあるのだ。 新伊豆田トンネル 新伊豆田トンネルは長い。 歩道は整備されてるが1.6㎞のトンネルを歩くのは辛い。 車の走行音がトンネルに響いて爆音だ。 トンネルを抜けても今度は歩道がない部分が結構多く、気を遣う。 国道に並行して遍路道があるとホッとする。 大岐海岸 大岐海岸が見えてきた。 砂浜が広く美しい。 サーファーだたくさん浮かんでいる 旅路 3時前に本日の宿「民宿旅路」に着く。 結構古いがwifiはあった。 携帯の電波が入らないので助かる。 食事は早めの5時にしてもらった。 アルコールビールしかないのは残念。 ロング缶2本で今日はお終い。

23日目 岩本寺から農家民宿かじか

イメージ
 23日目 岩本寺から農家民宿かじか 29.87㎞ 朝6時30分に出発。 寒いのでウィンドブレーカーの代わりにカッパの上着を着る。 1時間も歩くと暑くなってきて、カッパを脱いでいつもの長袖Tシャツに白衣を着る。 岩本寺 ペギー葉山 岩本寺にの周りには古い商店が多い。 落ち着いた街並みだ。 岩本寺は銀杏の紅葉が奇麗。 四国もだんだんと紅葉が進んでいる。 ふと気づくと岩本寺に寄付をした人の中に「ペギー葉山」を発見。 wikiで調べると彼女は新宿の生まれで特に関係はなさそうだが、「南国土佐を後にして」がヒットした縁かもしれない。 お寺の宿坊でトイレを借り、靴を履いていると、「三陽荘」で一緒だったおじさんと再会。 ここの宿坊に泊まりたくて、歩くペースを調整したとの事。 お接待 お寺を出てしばらくすると、民家のおじさんから「コーヒーでも飲んでけ。」とお接待を受ける。 昔自身も歩き遍路で回っていたそうだ。 面白い話も聞かせていただいた。 農家民宿かじか 今日の宿に早く着きそうなので、そのまま進んで土佐佐賀駅駅まで来る。 鉄道で一駅戻り、そこから今日の宿「農家民宿かじか」へ行く。 民宿のおばちゃんの体調がすぐれないので、料理ができないとの事で今日は素泊まりだ。 今日も一軒家を一人で貸し切り状態。 今夜は途中のコンビニで調達した、おつまみ焼きイカとパスタの大盛で、ビールと日本酒を頂く予定。

22日目 移動のみ ゲストハウス40010(しまんと)

イメージ
 22日目 移動のみ ゲストハウス40010(しまんと)29.49㎞ 朝6時40分に出発。 国道沿いのローソンのイートインにておにぎり弁当の朝食をとる たけざき すぐ脇の新庄川を超えたら、「ショップたけざき」があった。 ネットで知っていて興味はあったが時間的にも寄ることはできないだろうと思っていたら、開いてた。 コンビニでもなのに7時に開いてる。 しかも駐車場も満杯で人が出入りしてる。 これは寄ってくしかないよね。 店の中もレジには行列。 しかもみんな買っているのおにぎりと卵焼きのお弁当。 おにぎりの具によっていくつか種類があるようだが、基本的に見た目は同じものをみんな買っている。 一人で何個も買っていく人が多い。 今日は休日なので家族のおでかけのお弁当なのか? それとも休日仕事の人がお店が休みなので買っていくのか? よくわからないが須崎のはずれでえらく繁盛してる店だ。 もちろんオイラも昼食用に購入。 大正町市場 しばらく歩くと土佐久礼だ。 ここは大正町市場に立ち寄り。 本当ならここで海鮮丼でも食べたいところだが、まだ10時前なので買い物のみ。 干物をいくつか購入して、沖縄に送った。 沖縄にはいい干物がないんだよね。 お接待 また国道にもどり、今日の宿を目指す。 七子峠という標高287mの峠を6㎞にわたりだらだらと登らなければいけない。 歩いてる途中に車が止まり、おじさんが飴の入った小袋をお接待として渡してくれた。 有難く頂戴したが、飴と一緒に200円も入っていた。 七子峠の頂上付近に休憩所があり、たけざきのおにぎりと卵焼きを頂く。 卵焼きがとても美味い。 七子峠を降りて2時間ほど歩くと今日の宿だ。 周りに飲食店がなく、1㎞ほど手前のスーパーで食料を調達するように言われていたので、そこでいろいろ購入。 ゲストハウス40010 今日の宿ゲストハウス40010へ到着。 なんと古民家の一棟貸しで今日はオイラが独占。 たぶん5~6人は泊まれそうだ。 キッチンは食器類もたくさんあり、家族や複数人で泊まるのがお勧めだ。 この広い古民家を4000円で泊まれるのはお得だ。 今日はここで買ってきた弁当と刺身、ビールと日本酒でお終い。

21日目 青龍寺からビジネスホテルさつき

イメージ
 21日目 青龍寺からビジネスホテルさつき 27.25㎞ 確認不足 今朝は6時30分に宿を出発。 近くの青龍寺で朝一番に納経を済ませる予定だ。 だがしかし、今まで行った寺はすべて納経時間が朝7時から夕方5時までと統一されていたので、ここもそうだろうと思ったら、なんと納経開始時間が8時からになっていた。 寝坊助坊主なのである。 仕方なくぶらぶらと時間をつぶし、8時5分前に納経所があいたので一番に御朱印を頂いた。 こんなことならホテルで朝食を食べ朝ぶろにも入れたのになあ。 足の速いおじさん 今日の宿を目指し、昨日泊まったホテルの前を通ると、きのう食事時に会話したおじさんが出てきた。 歩き遍路としてはずいぶん遅い出発だと思ったが、「昨晩は洗濯が遅れ、寝るのが遅かったのでゆっくり起きた。」との事。 しかしこのおじさんは歩くのが早い、あっという間に先を行き見えなくなってしまった。 途中馬がいるのを発見、高知競馬場と関係あるのかは不明。 お接待 そのまま歩いていると、車が横に止まり、女性がお接待にお茶のパックとかりんとうをくれる。 有難くいただき休憩してかりんとうを久しぶりに食べる。 疲れているときのかりんとうは本当においしい。 何の花? ある立派な家の庭に見慣れない花。 背が高く5m程度ありそう。 竹のような節がついているが、葉の形は竹じゃない。 知ってる人教えてください。 今日の宿、ビジネスホテルさつきはチェックインが4時。 早く着きそうなので、時間調整に遍路小屋で休んでいると。 男性のお遍路さんも休憩にやってきた。 話を聞くと福岡から来ていて、昨日はオイラよりずいぶん手前で泊まったらしい。 もう追いつかれてる。 一休みしてほぼ同時に出るとあっという間に先に行ってしまい見えなくなった。 この人もすごく足が速いなあと思ったが、オイラが遅いのか? ホテルに着くと、入浴して洗濯。 乾燥機をかけてる間に近くのラーメン屋で食事。 本当は須崎で有名な「なべ焼きラーメン」の店に行くつもりだったが営業時間が5時迄だった。 ラーメン屋で大生飲んで、近くの酒屋で土佐鶴の冷酒を買って部屋のみ、本日は終了。

20日目 34番種間寺、35番清瀧寺から三陽荘

イメージ
20日目 34番種間寺、35番清瀧寺から三陽荘 31.96㎞ また間違えた 今日はちょっと距離が長そうなので、朝6時30分に出発。 空気がひんやりして気持ちがいい、しばらく歩いているとランニング中のおじさんから道を間違っているとの指摘を受ける。 慌てて引き返した。 ランニングおじさん有難う。 お接待 種間寺へ向かう途中、農家のおじさんからミニトマトをお接待としてもらう。 これが本当に甘くておいしい。 昼食に食べることとした。 種間寺は工事中でちょっと残念な姿。 でも納経所で、歩き遍路だとわかると、ちょっと懐かしい感じのビスケットをお接待としていただいた。 清瀧寺 清瀧寺へはややきつい遍路道を行くと山門につく。 車遍路じゃ見られないところだ。 ここで、昨夜一緒の宿だった女性遍路さんと一緒になる。 境内で貧しい昼食となった。 ミニトマトとビスケット、そしてみかん以上。 女性遍路さんはここで切り上げて、これから帰るそうだ。 互いの無事を祈ってお別れ。 遍路道 12時30分に清瀧寺を出て、本日の宿三陽荘を目指す。 ここからが長かった。 まだ時間に余裕があると思い、3.2㎞の山道の遍路道を選んだら予想外のきつさ。 特に岩だらけの下りが長く続くのはこたえる。 結局宿に4時前につくはずが、5時を回っていた。へとへと。。。 三陽荘 今日の宿三陽荘は天然温泉の旅館。 温泉の大浴場でリラックスできた。 食事もまあまあ、アルコールはちょっと高いけどこんなもんか。 でも焼酎のお湯割りの薄さには文句を言った。 食事の席で昨日宿が一緒だった、おじさんと一緒になった。 農家をやられてて、比較的暇な、3月と11月に区切り打ちをしてるとの事。 生ビール、日本酒の3種のみ比べ、ダバダ火振りのお湯割りで今日はお終い。 

19日目 竹林寺、禅師峰寺、雪蹊寺から高知屋

イメージ
 19日目 竹林寺、禅師峰寺、雪蹊寺から高知屋 22,49㎞ 昨日体をメンテしてもらったので今朝は体が軽い。 カップラーメンで朝食をすまし、7時にホテルを出発。 朝は気温が低いのでフリースを着た。 道を間違えた 朝日を正面に浴びながらしばらく歩く、まぶしい。 しばらくするとバイクのお兄さんが横に止まり、「道間違ってますよ」と教えてくれた。 マップを確認すると確かにこのままだと行き止まりで大きくロスをするところだだった。 バイクのお兄さんに感謝! 独鈷水 竹林寺に向かう遍路道の山道を歩いていると、「独鈷水」案内看板がある。 ちょっと飲んでみたい! 矢印の方向にしばらく進み、「厳島神社」の看板とともに「独鈷水」の案内がある。 蜘蛛の巣をかき分けて進むと、「厳島神社」の小さな社の横にいくつものプラスチック配管が刺さった場所がある。 厳重に鉄の蓋で守られており、実際の水は飲めるどころか見ることもできない。 ふーん、ふーん、それならそうと書いておいてくれればいいのにな。 お大師様の弟子であるオイラはこんなことではい怒らないのだ。 竹林寺は奇麗で見どころがあるお寺だ。 五重塔、庭園、宝物殿もある。 武市半平太 竹林寺の後、禅師峰寺を目指して歩いていると「武市半平太旧宅」の案内が。 寄り道をして見学だ。 そしてすぐそばに武市半平太の墓と資料館がある。 資料館は無人で寄付金は100円だ。 禅師峰寺の遍路道の旧階段を上っていくといきなり山門がある。 車で来る方は見られないかもしれない。 ファミマ 雪蹊寺を目指して歩いて行くと昼時。 しかし食べ物屋がない、コンビニもない、食品を売ってるところがない。 2時を過ぎてようやくファミマを発見。 おにぎりとサンドイッチをイートインで食べる。 携帯食品も買っておいた。 フェリー ファミマを出て30分も歩くと船着場に到着。 ここからフェリーに乗って対岸に行くのだ。 このフェリーは歩き遍路に許された唯一の交通機関だ。 昔お大師様もここを船で渡ったという伝説があるのだ。 フェリーといっても小さく車は乗れない。 人とバイク、自転車だけだ。 しかも乗船料は無料で太っ腹なのである。 5分ほどフェリーに乗り、対岸へ着くと雪蹊寺まで20分。 フェリーで一緒だった女性のお遍路さんの後を歩く。 歩き初めの頃は、出会う歩き遍路はおっさんばっかりだったけど、その...